楽園への道程2:何を買い、何を捨てるか?

さて、沖縄の移住物件が決まったら、現地の生活に必要な買い物をしましょう。

大まかに言うと、本土で買って沖縄に移送すべきモノは、自動車とPCです。

対して、本土で捨てて現地で買い直すべきモノは、冷蔵庫と洗濯機です。

まず自動車。

すでに所有している方はそのままフェリーで輸送するだけで問題ありませんが、都内のアパート在住で自家用車を所有している方は少ないと思います。

しかし沖縄の移動手段はモノレールとローカルバスしかなく、本数も少なく交通網も貧弱で、しかも料金が高く、全く使い物になりません。

沖縄はクルマ社会。

クルマがないと日々の買い物は勿論、就職活動すら満足にできないのが実情です。

都内では信じられないかもしれませんが、クルマがないとコンビニへすら行けないのが沖縄です。

では、どうやってクルマを手に入れるか? 選択肢は二択です。

1.移住後、現地で調達する。

2.本土で調達し、フェリー便に乗せて持ち込む。

私が勧めるのは断然後者、本土で買ってフェリーで持ち込む、です。

これは中古車を想定した場合ですが……本土の方が安い、玉数が多い、ナンバー登録から納車までの時間が短い、からです。

自動車は家電と違い、購入して持ち帰ってすぐに使えるというものではありません。

仮に渡航後にディーラーで新車を買ったとしても、契約から使えるようになるまで数週間を要します。その間の移動手段はどうするんでしょうか? タクシーで移動する? レンタカーを借りる?

ナンセンスです。なぜならクルマ移動は沖縄生活の生命線に直結しているから。

移住前に本土で購入して登録を済ませ、フェリーで移送すれば、沖縄で使えるようになるまで、海上輸送の約4~5日間。那覇新港で受け取るだけで、すぐに自由に使えます。那覇市内からフェリー港までのタクシー代は、1,000円です。

詳しくは後述しますが、新居の入居可能日から逆算して引っ越しを手配し、引っ越し荷物の船便到着日とフェリー便の日程をうまく調整して渡航すれば、ホテル滞在日数は3~5日で済みます。

具体例で言うと、私の場合:

新居の契約締結が10/2、転居可能日が11/22、中古軽自動車購入日が10/15、登録完了日が11/1、調整した納車日が11/13、引っ越し日が11/14、引っ越し荷物の沖縄到着予定日が11/23、軽自動車のフェリー積み込みが11/15朝、フェリーの到着予定が11/18の午後、成田~沖縄への渡航が11/15午後、那覇のホテル・チェックインが11/15夜。あとは18日までは那覇市近辺、港でクルマを受領してからは、那覇を拠点に入居日まで、島全域を縦横無尽に観光三昧! とうのは嘘w

具体的には転居届や住民票を移したり、マイナンバーカードの更新したり、自動車のナンバーを品川から沖縄に変えたり、免許の住所を変えたり……その他新居の家電を手配したり、と。各種手続きに2日は掛かったから、実際に観光できたのは3日くらいか……まぁ、概ねそんな感じでした。

ちなみに11/14にアパートの荷物をカラにした後は、前日に納車された軽自動車を運転して有明のカプセルホテルに一泊し、15日の朝一番で有明フェリーふ頭にクルマを預け、そのまま成田に移動して飛行機で那覇に飛ぶ……というスケジュールでした。

フェリーの移送料金は7万弱。入居可能当日に新居に泊まれるよう、クルマのトランクに寝具と衣服、日用家電などを積んでおくのがコツです。

電気・ガス・水道は、入居日前に開通しておくよう手配するのが常識。旧居を閉めるより、新居を開けるのが優先です。

その日、自分がどこにいるのかを考えて手配しましょう。

これも後述しますが、車両の海上輸送は空荷が原則ですが、船会社によっては車の荷室に引っ越し荷物をある程度積めるので、寝具や小型家電、衣類など、新居ですぐ使いそうな家財をクルマに積んでおくのが肝要です。引っ越し費用の圧縮にもつながりますしね。自前で運べる荷物は、なるべく自前で運びましょう。ただ、PCなどの高価な荷物は、保険の効く引っ越し業者に預けるのが良いと思います。

次に本土で買っておくべきはPC、特にデスクトップPCとディスプレイです。

これも既存の環境で問題なければそのまま使って問題ないのですが、引っ越しをきっかけに新スペックの最新型に買い替えようと思うなら、絶対に本土で買うべきです。

なぜなら、沖縄には秋葉原のようなBTOパソコンの専門店がなく、ネット販売の送料も離島価格なので、同スペックのPCを買おうとすると、最悪5万以上の差額が乗じるからです。

5万あれば、メモリーとストレージを2倍に増設してお釣りがきます。

……そんなん、amazonで買えばよいじゃん?

私もそう思ってたかを括っていました……甘い。

amazonは、高額かつ大型の家電を沖縄に通販してくれません。

まあ、近年は沖縄本島にも配送センターが出来たみたいだから、今後は分からないけど……軽い気持ちで50インチの4Kチューナーレス・テレビを注文したら、軽く拒否されました。w

ま、しかたがないからヤマダ電機のweb通販で買いましたけど……納品まで3週間かかったかな。

2.捨ててしまい、現地で買い直した方が良いモノ。

ずばり、現地で買い直した方が良いのはシロモノ家電です。

特に冷蔵庫と洗濯機。

これらは値段の割にかさ張るため、荷物に加えると引っ越し代が跳ね上がります。

特に東京ー沖縄へ、一般的な引っ越し業者を使うとコンテナ便扱いとなり、単身引っ越しでも20~25万の見積もりを突き付けられてしまいます……でも大丈夫、荷物を搾れば、沖縄でも8万弱で荷物を運んでもらえますから、差額で新品に買い替えればよいのです。沖縄にはヤマダ電機もEDIONもあるので、本土と同じ価格で買えます。

特に冷蔵庫は地勢状、本土より大型なものが必要になるので、既存の小型冷蔵庫にカネをかけて持ち込んでも、結局は買い替えることになります。この際だから断捨離して、古い垢はすべて捨ててしまい、最新の家具家電で新たな生活を始めましょう!

次回は、東京ー沖縄への、上手な引っ越し業者の選び方について解説します。

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